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医療機関で処方されたボルタレンについて

ボルタレンテープ Q&A

ボルタレンテープに含まれている「ジクロフェナク」ってどんな薬ですか?
ボルタレンテープに含まれている成分のうち、痛み、炎症を和らげる効果を発揮する成分(これを「有効成分」といいます)はジクロフェナクナトリウム(Na)です。ジクロフェナクNaは非ステロイド性消炎鎮痛剤という種類の一つで、日本では世界に先駆けて1974年から内服の錠剤として使用されはじめた歴史ある薬剤です。ジクロフェナクNaはテープ以外にも、錠剤、坐薬、カプセル、ゲル、ローションなどとしても使用されている消炎鎮痛剤であり、これまでに世界140カ国以上で使用されています。
同じ「ボルタレン」という名前でほかの形の薬もあるようですが、ボルタレンテープとはどのような関係なのですか?
現在日本では医療用医薬品(※1)として、「ボルタレンテープ」のほかに、飲み薬の「ボルタレン錠」、「ボルタレンSRカプセル」、坐薬の「ボルタレンサポ」、塗り薬の「ボルタレンゲル」、「ボルタレンローション」があります。また、2009年5月からは一般用医薬品(第一類医薬品)(※2)としてボルタレンACテープ、ボルタレンACテープL、ボルタレンACゲル、ボルタレンACローションがあります。

「ボルタレン」と名前のつくこれらの薬はそれぞれ使用する方法や入手できる方法などが異なりますが、すべて同じ消炎鎮痛作用を有する成分(ジクロフェナクナトリウム)が入っています。ジクロフェナクナトリウムは非ステロイド性消炎鎮痛剤という薬の一種類で、日本では世界に先駆けて1974年から錠剤として使用され始めた歴史と実績のある薬剤です。ボルタレンブランドの薬は発売以来35年以上にわたり、多くの方に使われています。

※1:医療用医薬品:医療機関を受診し、医師の処方をうけて購入するお薬。必ず処方箋が必要です。医療保険の対象となります。
※2:第一類医薬品(一般用医薬品):薬剤師による文書を用いての情報提供を受けた上で購入できるお薬。処方箋は必要ありません。医療保険の対象外です。
シップには色々あるようですが、ボルタレンテープはどう違うのですか?
痛みや炎症を和らげる目的で使用される貼り薬(いわゆるシップ剤)にはパップ剤やテープ剤の分類があります。一般的に、パップ剤は不織布(ふしょくふ)が使用されていて白く、厚みがあるものが多くあります。テープ剤(またはプラスター剤)は主に布が使用されており、薄く、肌色のものが多いようです。ボルタレンテープは後者の「テープ剤」です。また、テープ剤やパップ剤に含まれてる痛み、炎症を和らげる有効成分は、血流を改善したりする「刺激型」と、飲み薬などと同じ効能が得られる「局所作用型」があります。 ボルタレンテープに含まれている消炎鎮痛作用の成分は「局所作用型」です。 同じ「局所作用型」のテープ剤でも種類はいくつもあり、消炎鎮痛作用の成分の種類が違えば、それぞれの効き目の強さや副作用なども異なります。患者さんの症状や好みに合わせて選択することが大切です。詳しくは医師にご相談ください。
ボルタレンテープの痛み止め成分はどうやって浸透するのですか?
皮膚は、表面にある角質層という部分が強力なバリア構造を持つため、一般に薬剤の浸透は容易ではありません。 貼り薬や塗り薬の場合、効き目を得るためには、薬の成分が患部まで入り込むのをたすける材料も加えることが必要です。ボルタレンテープの場合は、痛み、炎症を和らげる成分であるジクロフェナクNaのほかに、N-メチル-2-ピロリドンとL-メントールを含むことによって、皮膚の角質を通って痛み止め成分が安定して浸透することが可能となっています。ボルタレンテープの痛み止め成分は皮膚の角質層に移行し、生きた表皮から真皮層へと順番に浸透し、痛み、炎症の患部まで移行していきます。
ボルタレンテープは貼ってからどれくらいで効き始めるのですか?
よく、「スースーすると効いている」と思う方もいらっしゃるようですが、「スースー」や「ジンジン」感じるのは刺激の成分の働きであって、痛み止めの成分の働きとは異なります。 したがって、「スースーする」や「ジンジンする」といった刺激がある間だけ薬が効いているのではありません。テープを貼ってから、刺激が感じられる時間と、実際に痛み止め成分が浸透している時間は異なりますので、医師の指示にしたがって適切な貼付時間をまもってください。ヒトで調査した試験によると、ボルタレンテープを貼ってから30分~1時間後には痛み止めの成分(ジクロフェナク)が角質に移行していることが確認されています。また、貼ってから24時間後も角質の中に残り続けていることも確認されています。 痛み止めの成分はテープ剤からまず角質に移行し、そこから徐々に患部へと浸透していくことにより効果を発揮します。
ボルタレンテープは何時間くらい貼り続けてればいいのですか?
ボルタレンテープは剥がしてから6時間後でも、筋肉中に痛み止めの成分(ジクロフェナク)が残っていることが確認されています。 「テープ剤(シップ)は剥がしたらすぐ効果がなくなってしまう」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、ボルタレンテープで示されているように、実際は剥がしてから数時間、痛み止め成分が患部に留まると考えられます。剥がしてからしばらくすると「スースー」や「ジンジン」等と感じるような刺激はなくなりますが、「スースー」や「ジンジン」等と感じるのは刺激の成分(Lメントール)の働きであって、痛み止めの成分のはたらきとは異なります。 ですから、刺激がなくなったからといってテープを貼り替える必要はありません。頻繁な貼り替えはかぶれなどの副作用にもつながりますので注意してください。また、貼り薬は必要以上に長く貼っていてもかぶれたりする可能性は高まります。 医師の指示に従って、適切な貼付時間を守ってください。既存のサイトにあるスライド(『剥離後の成分残存時間』と『患者さまへのアンケート調査より』)を添付
ボルタレンテープはいつ貼るのが一番適切なのですか?
一般的には夜、就寝前に汗や水分を清潔にふき取ってから貼り、朝剥がすことをおすすめしておりますが、詳しくは医師の指示に従ってください。 汗や水分により、かぶれなどの副作用が発現する場合がありますので注意してください。
<<参考>>ボルタレンテープの使い方
ボルタレンテープにはどんな副作用がありますか?
ボルタレンテープで報告されている副作用には皮膚炎、かゆみ、発赤などがあります。 皮膚炎は、一次刺激性のものとアレルギー性のものに分けられますが、アレルギー性以外による副作用は工夫次第で軽減させることが可能です。テープを貼る前に汗や水分を清潔に拭いてから使用することが大切です。 また、長時間貼り続けることもかぶれにもつながりやすくなってしまいますので注意してください。 ボルタレンテープを使用中に、何かへんだなと感じたら医師・薬剤師にすぐにご相談ください。
<<参考>>ボルタレンを使ったあとの注意」(副作用)
 
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