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ジクロフェナク製剤とノルフロキサシンの併用で、全身の震えを生じたとする報告がみられています1)。ニューキノロン系抗菌剤は程度に差はあるものの、いずれも中枢興奮作用を有しており、単独投与でも痙攣を起こすことがあります2)。
併用での痙攣発現機序は十分解明されていませんが、ニューキノロン系抗菌剤が脳内の抑制性神経伝達物質であるGABA(γ-アミノ酪酸)の受容体結合を濃度依存的に阻害し、ある種の非ステロイド性消炎鎮痛剤との共存下ではその阻害作用が増強されることが動物実験で報告されています3)。
併用する場合には、患者の状態を注意深く観察し、痙攣が発現した場合には、気道を確保し、ジアゼパムの静注等を行って下さい3)。
<引用文献>
1) 宇佐美英治ほか:クリニカルファ-マシ- 5(18), 73, 1989[VOLJ00590]
2) 澤田康文ほか:薬局 43(6), 843, 1992[VOLS00251]
3) 澤田康文ほか:治療 74(7), 15651, 1992[VOLS00335]