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ボルタレン錠の小児用量は設定されていません。一般に小児の解熱目的にはアセトアミノフェンが推奨されています。ボルタレン錠を小児に投与する場合は以下の点に十分注意して下さい。
1) インフルエンザの臨床経過中の脳炎・脳症の患者さんは投与禁忌です。ジクロフェナクナトリウムを投与された例で予後不良例が多いとされています1)。
2) 小児のウイルス性疾患(水痘、インフルエンザ等)には原則投与しないで下さい。やむを得ず投与する場合には、慎重に投与し、投与後の患者の状態を十分に観察して下さい。ジクロフェナクナトリウム製剤投与後のライ症候群の発症2)、および同効類薬(サリチル酸系医薬品)とライ症候群との関連性を示す海外の疫学調査3,4)が報告されています。
3) 小児は副作用(特に過度の体温下降・血圧低下によるショック症状)があらわれやすく5)、また、特に高熱を伴う小児は、過度の体温下降、虚脱、四肢冷却等があらわれることがありますので、必要最小限の使用にとどめ、投与後の患者の状態に十分注意し、慎重に投与して下さい。
<引用文献>
1) 緊急安全性情報 (2000年11月) No.0024, 1-4, 2000 [VOLS00956]
2) 厚生労働省:日薬医薬品情報 4(8), 40-49, 2001 [VOLJ02093]
3) 厚生省薬務局 安全課:医薬品副作用情報 No.53, 86, 1981年 [VOLS01144]
4) 厚生省薬務局 安全課:医薬品副作用情報 No.86, 119-120, 1986年 [VOLS01145]
5) 厚生省薬務局:医薬品副作用情報,No.36, 4-6, 1979 [VOLS00004]