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炭酸リチウム投与中にボルタレン錠が併用された症例で傾眠傾向、流涎、構音障害、失調歩行等がみられ、リチウムの血清中濃度が1.7mEq/Lと中毒濃度にまで達した症例1)、併用によりリチウムのクリアランスが23%低下し、血漿中濃度が26%上昇した報告などがみられています2)。 機序は十分解明されていませんが、本剤の腎プロスタグランジン合成阻害による腎血流量低下等により、リチウムの腎クリアランスが低下し、リチウムの血中濃度が上昇すると考えられています3)。 併用する場合には、リチウムの血中濃度が安定化するまでは定期的にモニターし(特に併用開始初期)、必要に応じてリチウム製剤の用量を調節して下さい。
<引用文献>
1) 金谷俊則ほか:精神医学 30(8), 919, 1988[VOLJ00557]
2) Reimann I. W. :Clin. Pharmacol. Ther. 30(3), 348, 1981[VOLM00780]
3) 澤田康文ほか:薬局 51(10), 2289, 2000[VOLJ01938]