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人口肛門にボルタレンサポ25mgを1日2~4回投与した1例報告があり、鎮痛効果が認められています。この症例のジクロフェナク血漿中濃度は非常に低く、その原因として人口肛門内への投与では初回通過効果を受けることや人工肛門からの薬物の排泄などが考えられています。
Miles術群(肛門部封鎖、人口肛門造設の直腸切除術)の人工肛門にボルタレンサポ25mgを単回投与した時の薬物動態を検討した結果、Miles群では健康人対照群およびLAR術群(肛門と排便機能温存の直腸切除術)でボルタレンサポを肛門に投与した場合と比較し、CmaxおよびAUCは半分でした。
ボルタレンサポをひっかかり感を感じながらも人工肛門内に無理に挿入したことにより、結腸の後腹膜腔の穿孔及び後腹膜気腫を来たした症例が報告されており、人工肛門の管理と同時に患者への指導も必要であるとされています。
直腸がんに対する直腸部分切除術、人工肛門造設後の患者にボルタレンサポを使用し、ボルタレンサポの疎水性基剤の融解液が浸潤して粘着剥離剤様に作用し、面板剥離を来たした症例が報告されており、人工肛門に使用する坐剤は親水性基剤のものが望ましいと述べられています。