ボルタレン錠、SRカプセル、サポを高齢者へ投与するときの注意点とその理由は?
【Answer】
高齢者への投与時の注意事項
ボルタレン錠、SRカプセル、サポを高齢者に投与する場合、以下のように副作用があらわれやすので、少量から投与を開始するなど患者の状態を観察しながら慎重投与することが必要です。
- 高齢者では、有効循環血液量が低下傾向にあり、腎血流量が低下しやすいため、腎プロスタグランジン合成阻害による腎障害があらわれやすいとされています。
- 高齢者では、過度の体温下降・血圧低下によるショック症状があらわれやすく、特にボルタレンサポを解熱目的で使用する場合に注意が必要です。また、虚脱、四肢冷却等があれわれることがあるので患者の状態に十分に注意することが必要です。
- 高齢者では、消化性潰瘍があらわれやすく、ボルタレンの鎮痛効果のため疼痛を自覚する頻度が低いため、出血、穿孔で急性に発症する場合があるので注意が必要です。
高齢者への投与時の対応
- ボルタレン錠、SRカプセル、サポの投与量を少量から開始する。
- NSAIDsの坐剤を高熱、脱水を有する高齢者に投与すると急激な血圧低下、昏睡がみられることがあるので、解熱時の発汗による脱水を予防するため、適切な補液を行った後に坐剤を投与すると述べている論文があります。
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