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承認時までの調査及び使用成績調査(又は市販後症例調査)成績によると、消化器系副作用発現率は、ボルタレン錠(VOL)及びSRカプセル(VSR)と比較し、サポ(VS)での発現率が低かったと報告されています(表1)。
| 承認時迄 | 市販後症例調査又は使用成績調査 | |
|---|---|---|
| VOL | 9.43%(139/1,474例) | 6.63%(2,365/35,653例) |
| VSR | 7.14%(80/1,121例) | 2.58%(131/ 5,068例) |
| VS | 4.93%(70/1,420例) | 0.83%(182/21,958例) |
一方、日本リウマチ財団による疫学調査によると、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の長期服用関節炎患者における胃潰瘍の有病率は、NSAIDsの坐剤と経口剤投与の間で有意差はなく、胃潰瘍発生に対するNSAIDsの剤型、投与経路の影響は少ないとされています(表2)。
| 剤型 | 胃潰瘍有病率(胃潰瘍患者数) | 検定 |
|---|---|---|
| 坐剤 | 18.8%(128例) | 有意差なし |
| 経口剤 | 13.7%(607例) |
ボルタレンによる胃粘膜障害の発現機序は、消化管への直接刺激作用とプロスタグランジン(PG)合成阻害により粘膜の内因性PG減少し粘膜防御機能が低下することによるものと考えられており、坐剤においても直腸から吸収された薬剤が大循環を介して胃粘膜に到達し胃腸障害を呈する場合があります。
また、NSAIDsの坐剤及び経口剤の投与前後に上部消化管の内視鏡検査を行った結果、VS投与例でもびらん、出血、出血性びらんを認めたとの報告等もあることから注意が必要です。