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【文献No】:VOLJ03422
【標題】 :ジクロフェナクナトリウムテープ製剤(ボルタレンテープ)の臨床的検討-腰痛患者における鎮痛効果と日常生活動作に与える影響について
【著者名】:伊東学ら
【雑誌名】:Prog. Med,; 26(6),1288-1294, 2006
【抄録】 :腰痛症患者に対するボルタレン(VOL)テープの臨床効果を,日常生活動作の推移を調査することで検討した。20歳以上の腰痛症(筋・筋膜性腰痛症など)患者38例(男18,女20)を対象とした。1枚(7x10cm)中にジクロフェナクナトリウム(DF)として15mgを含有するテープ製剤(VOLテープ)で,1日1回2枚を患部に貼付することとした。VOLテープ貼付期間は2週間とした。2例が再来院しなかったため,38例を安全性,有効性および有用性の評価対象症例とした。重症度は,軽症10例,中等症が28例であった。痛みなどの症状が1段階改善した「軽度改善」以上は36例で,94.7%の改善率であった。2段階改善した「中等度改善」以上では24例(63.2%)であった。悪化した症例はなかった。38例中2例(5.3%)で副作用がみられた。貼付部位での「発赤」で,症状の程度は,軽微と中等度であった。いずれも試験薬剤を中止することで,症状の軽快あるいは回復を認めた。「やや有用」以上では92.1%,「有用」以上では60.5%であった。患者の印象で,「やや良くなった」以上では92.1%,「良くなった」以上では52.6%であった。QOL評価シートを用い日常生活動作の推移を調査した。QOLスコアが悪化した症例はなく,38例中32例で改善がみられた。VOLテープは腰痛症患者に対して,疼痛緩和とともに,腰痛患者の受診理由と考えられた日常生活動作の障害も改善され,有用性の高い外皮用製剤であることが示唆された。