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【文献No】:VOLJ00157
【標題】 :ジクロフェナクナトリウム坐剤(ボルタレン坐剤)の解熱効果ならびに尿中排泄
【著者名】:浜本虎太ほか
【雑誌名】:現代の診療 22(10),1307-1315,1980
【抄録】 :ボルタレン坐剤(VS)の解熱効果および安全性について検討するため,発熱患児54例にVSを延べ60回投与した。投与時体温と投与後体温下降度の間には高度な相関が認められ,理論的にVSは平常体温に影響を与えないことが示唆された。0.49mg/kg以下の投与量ではそれ以上の用量に比し,解熱効果の持続時間が短かった。有効率は0.49mg/kg以下で88.2,0.5から0.99mg/kgで92.3,1mg/kg以上で91.7%であった。投与後体温が正常範囲内(36.5から37.5度)に解熱する率は0.5から0.99mg/kgを投与した場合,投与2から4時間後を通して最も高かった。副作用は1例も認めなかった。VSの至適用量は0.5から1mg/kgと推定された。代謝および排泄パタ-ンを8例の患児を用いて検討した。尿中ジクロフェナク,抱合体の排泄パタ-ンは成人とほぼ同等であった。検索した4種類の尿中排泄率は4'-OH体の抱合が最も高く,成人と一致した。VS坐剤は小児科領域においてその効果,安全性ともに優れた解熱剤として有用性は極めて高いと考えられた。