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TP318の経皮吸収および組織移行性

【文献No】:VOLJ01686
【標題】 :TP318の経皮吸収および組織移行性
【著者名】:吉田 浩ほか
【雑誌名】:臨床医薬 16(4),393-405,2000

【抄録】 :明らかな疼痛,炎症を有し,手術実施を予定した変形性膝関節症または変形性股関節症の入院患者12例(男1,女11,29から74歳)を対象とした。ボルタレンゲルTP318(VGL)を患部に反復適用後の血漿,関節液及び各組織中のジクロフェナック(DF)濃度をガスクロマトグラフ-質量分析法により測定した。VGL5gを3回に分け、一週間反復経皮適用し,第3から4日目に血漿,関節液を,第6から7日目に各組織(皮膚,皮下脂肪,筋肉および滑膜)および関節液,血 漿を採取した。3症例は多関節痛が存在したため15g/日を使用し、1例は朝、夜の2回に分けて使用した。個体間のバラツキはあるものの定常常態化における塗擦部皮下の各組織に血漿中濃度に比べ高濃度のDFが検出された。また,滑膜中のDF濃度は関節液中の濃度に比べ著しく高値であった。副作用は認められなかった。以上により,VGLは局所適用により炎症性,疼痛性疾患に対して臨床的に有用であり,全身性副作用の低減に有用であることが示唆された。

 
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