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【文献No】:VOLJ00052
【標題】 :妊娠マウスに投与されたSodium o-(2,6-dichloroanilino)-phenylacetateのマウス胎仔の発生および生後発育に及ぼす影響について
【著者名】:翠川 修ほか
【雑誌名】:基礎と臨床6(7),1527-1535,1972
【抄録】 :生後20週前後のICR-JCL系初妊マウスに妊娠7から12日までジクロフェナクNa(VOL)4mg/kgあるいは1mg/kg/回/日を経口投与した。妊娠マウスは4mg/kg投与で軽度の体重減少を認めたが,特記すべき所見は認められなかった。VOL投与群では胎仔死亡率がやや高く,4mg/kg投与群では対照と比べ有意に高かった。骨奇形として肋骨融合,肋骨過形成が認められたがVOLの 影響とは考えがたい。妊娠中に投与されたVOLの出生仔への発育の影響を見たところ,4mg/kg投与群では出生時,生後2,3週の体重が対照と比べて有意に低かったが,生後6週後には差は見られなくなった。着床痕総数,周産期死亡仔数,哺育率,外表分化,生存率,聴覚,行動および性機能発育等についてVOLによる影響を示唆する所見は認められなかった。VOLはマウス胎仔に対して悪影響は与えず,催奇形作用はないと思われた。