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【文献No】:VOLJ00054
【標題】 :N-(2,6-dichlorophenyl)-o-aminophenylacetic acidおよびそのNa塩ならびにN-(2,6-dichlorophenyl)-anthranilic acidおよびそのNa塩の抗炎症作用 第2報 亜急性炎症について
【著者名】:鶴見介登ほか
【雑誌名】:日本薬理学雑誌 69,319-334,1973
【抄録】:N-(2,6-dichlorophenyl)-o-aminophenylacetic acid(1)およびそのNa塩(1Na)ならびにN-(2,6-dichlorophenyl)-anthranilic acid(2)およびそのNa塩(2Na)は持続性浮腫,肉芽増殖,adjuvant関節炎に対して強力な抑制作用を示し,2はflufenamic acid(FA)やphenylbutazone(PB)と同程度,1はFAより強くindomethacin(IM)に近い効力を有することが認められた。亜急性炎症に対して強力な抑制効果を示したことからリウマチ等の慢性炎症疾患に対して有効と思われた。1,2と1Na,2Naとでは経口投与でみるかぎり差がなく,構造的に2のカルボン酸を酢酸に置換した1は,2に比して数倍効力の強いことが認められた。他の薬剤はすべて狭義の鎮痛作用ではないが,抗炎症作用を介してmefenamic acidと同等かやや弱い鎮痛効果があり,尿酸排泄抑制作用は期待できなかった。1の様に薬理活性の増強は反面毒性副作用の増大とも平行し,特に1回投与よりも連続投与の毒性が強く,胃粘膜障害作用も強いことが認められた。従って臨床応用に当たっては毒性副作用について充分な検討が必要と思われた。